つらつらと書いてるコレもちょっと整理しようと非公開にしたりするのに見返して、ああ、こんなことあったな! にたくさん触れた。長男のアレコレ、次男のバブバブ。その当時はかわいかったり腹立ったり大変だったりで、一生忘れないんだろうなって思っていたのに、きれいに抜けていた。ぞっとする。加齢のせいか、日々の忙しさからか……。
時同じくして、寝る前に昔の動画を家族で見ることが多い。見ると、死んでしまった犬たちとわが子たちが何気なく一緒に映っていたり、喧嘩をすることもなく小さなわが子たちが団子のようにくっついていたり、ちょっとずつ喧嘩し始めたころだったり、それを見てげらげらと次男は笑い、長男は舌足らずな子供っぽい自分に恥ずかしくなったり。
この感情は言語化しにくい。心が穏やかになる、温まる、胸に響く、それらは言い過ぎのようなそうでもないような。
冷静にこういう風にいろんな思い出が重なっていっていくんだなと、しみじみとする。
だのに、この穏やかな心は、結局日常の大変さに埋もれて、余裕がなくなり怒るし不満にまみれる。人生ってやつは嗚呼嗚呼。
忙しいね、と友達と語らう。若さゆえの無謀をしてきた私の思い出も、振り返ると眩しさにあふれている。あの時はあの時で、人生に嘆いて、明日への不安ばかりあったのに。
何故、年配のおばちゃんたちが連れ立って旅行に行っているのか最近わかった。
子育てとか家のこととか落ち着いたら、そういうことをしたくなるんだと。だから立派なおばちゃんになったらハトのバスツアーとか気ままな列車旅をしようと誘った。その時はその時で今よりも重い(体とか寿命とか子供とか家のこととか)悩みを抱えていそうだけど、いいじゃないか。どうせいつだって、悩んで生きてる。
あー何も気にしないで旅行いきてー。