のらりくらり日常日記

子育て記録、すきなもの、日記、思い出など。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

苦手なハイボールを呑む夜

だいぶカチンとくることが夕餉の時にあった。怒りをぐっとこらえて片付けをし、子供たちに歯を磨かせて、一緒にベッドで遊んで、寝かしつけをしたあと寝室をあとにして、居間で毎月の家計簿清算をしながらハイボールの缶を開けた。ハイボールは好きじゃない。でもなんだか苦手なハイボールを呑みたい気分だった。クソが・・・と先ほどのむかつきを思い出しつつsnsでつぶやく。母親が部屋の離れたところでNetfrixのギャング映画を観てる。銃撃の音がうるさい。そのうちベッドシーンになった。さらに不快になる。電卓をたたきながら、ぐびぐび呑む。

 

お金をしまってまたsnsを見るとDMが来ていた。またエロアカウントか?と思ったら友人でもあるフォロワーさんからだった。gifteeのリンクとともにシンプルな言葉だけのメッセージ。とっても素敵なギフトだった。メッセージもハイボールを片手に腐っていた私を気遣う、とても粋なもので、とんでもなく感動してしまった。こんなうれしいことがあるだろうか。即座にギフト返ししたいところだけど、そんな無粋なことをしてはいけない。それにしてもうれしい。うれしくてグビー!っと呑む。うれしくて少し涙ぐみながら。

 

腐っていた気持ちは一気に浮上。推しを見ようと思うまでになった。元気100倍。オタク友達に推しを見ながら酒を飲むというLINEをして、気が付いたら2本目を開けていた。今度は好きなチューハイ。お互い軽口をたたきあって推しをうっとり眺めて、寝るまでの夜を楽しんだ。翌朝、鏡に映った顔はびっくりするほどむくんでいたけれども気分はすっきりしていて顔はつやつやだ。

 

映画でアンパンマンが言っていた。人が喜ぶと胸があったかくなるんだ、と。アンパンマン、人に優しくされても、胸がものすごく温かくなったよ。お酒で無理やりあったかくしようとしていた事を恥じて、自分も、落ち込んだ時怒っている時そんな時にお返ししたい。彼女だけじゃなく、周りにも。「人にやさしく」は当たり前のことで子供にも言い聞かせていたのに、自分はどうだったろうか。うわっつらだけじゃなかっただろうか。本当の優しさは心の奥に響くんだ。忘れずにいよう。

 

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ハイボールがちょっと好きになった

オースティンを求めてラヴクラフトを買った日

自粛が明けてすぐ、何か小説が読みたくて休憩中に書店に行った。
そのときは古典小説でジェーンオースティン的なものを求めていて、オースティンを読み返すか、いや新しい何かを・・・と思ってウキウキしながら足を運んだ。今の自粛を経ているメンタルからいって好きな自然主義文学はちょっとしんどい。読みかけのゾラは農村で遺産相続争いの真っただ中、結末はきつい展開なのは簡単に想像できるのでストップ中。淡い気持ちを抱くものが読みたい。
 
岩波文庫新潮文庫河出文庫を眺めてしばし。新潮文庫ラヴクラフトに目が行った。かの人のファンタジックなお話を書かれる帯の恩田陸さんにも納得。クトゥルー神話は知ってはいても原典を読んだことがない。買ってみるかと手にとった。古典恋愛が読みたかったのに、急に「古きもの」に惹かれてしまった。そして、数日であっという間に読んでしまい、幻想小説怪奇小説にはまってしまった。さすが始祖。面白い。ハマると悪い癖なのがどんどん欲しくなる。全巻買うのはさすがに、と思い厳選して、有名な『狂気の山脈にて』が入った全集単行本を買い読む。ポー、マッケンの怪奇小説も手に入れ読む。ひたすら読む。ダンセイニやブラックウッドも欲しいが、古書店でないと手に入らないものが多い。本は一期一会を痛感。ほかの集めている書籍とともに少しずつ蒐集していこうと誓う。
 
半年我慢していた美容院に行った。TRGPと本が好きの担当の友人に、ラヴクラフトの話をしてうれしい気持ちになる。知っている人に話ができる喜びたるや。最近は風が強い日で犬が吠えたら、「古きものが来ている・・・・・・」と一人で妄想して遊ぶのが楽しいと話をして、生暖かい目をされた。なかなか理解されない遊びなのは承知している。
 
ときめきが欲しいと思っていたのに、ふり幅が激しいものを選んだ。が、結果オーライ。得も言われぬ怖さをひたすら堪能しまくった後に読んだイシグロカズオの『日の名残り』は最高で、都営線の中でじんわりと涙を浮かべた通勤時間を過ごせた。書店で手に取った自分を褒めたたえて、ここ数か月の本の出合いに感謝する。ひとつ読めば読みたいものが無限に広がっていく。まさに沼! これだから本を買うのも読むのをやめられない。
 

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本に外れなし

父の日のプレゼント<虫捕り

あっという間に6月、そして父の日。今年はどうしたもんかなと悩んでいた。そうだ、もう自分で考えて決断できるようになった長男に聞いてみようと思い立つ。「おとうさんにおさけのこっぷあげる」おお、ちゃんとよく見てる。コップはすでにお気に入りのものを自分で買って使っているけど、長男のこのコメントを聞けば確実にそれを辞めてもらったコップを使うことだろう。

 

問題はいつ、買いに行くか。父の日の前の週は珍しく土日仕事がなかったので、こっそり買いに行くこともできず、じゃあ平日にお迎え後に買いに行くか、と思うもお迎え後はおなかがすいて仕方がなく行くこともできず。旦那に二人だけで買い物行くと、ほぼカミングアウトしているもんだけども、前日の土曜日の午前中に行くことにした。

 

父の日にあげるものを「ないしょ」にしようね、と最初に一応くぎを刺してみたら「うん、ないしょね。いわないよ」と言っていたのでおお、わかるのか。よしよし。と、期待していたら、その直後に「おとうさんにはないしょだから」と面と向かっていきなり言ったりしていた。「ないしょ」ということを「ないしょ」にしないといけない、とそのあとに教えてみたが、1週間のあいだでちょいちょい面と向かって「ないしょないしょ」と言っていたらしい。まあ、もういいかと思っていたら、内容はかたくなに言わなかったのは偉いと思った。

 

前日の朝に、保育園のお迎え時に、お風呂入っているときに、寝る前に、当日朝起きて「お父さんのプレゼントこっそり買いに行こうね」を言い続ける。久しぶりの買い物、長男とデートできるので私は浮かれていた。荷物も少なくていいし、走らないからスニーカーじゃなくていい。駅前に行くだけだけど楽しみだ。

 

翌朝掃除もいつもより早く終わらせてうきうきして準備していると、「きょうはおやすみだから虫捕りに公園いきたいな」と言い出した。はあ?なに言ってるの?と思って父の日のプレゼントの話をするももはや時すでに遅し。4歳児の頭の中は公園で虫捕り一色。約束を破るのかと喧嘩になる。「もうおかあさんとは一緒に寝てあげないから」。最近よくいうワードを繰り出す。多分、本人が一番嫌なことを相手に言うことでダメージを負わせようとしてるようだけど、残念ながらおかあさんは一人で寝られるのは最高のことだし、効かないからそれ。

 

結局仲裁に入った旦那によりみんなで買い物に行こう、となり、無事に父の日のプレゼントを購入。おもちゃもいくつか買って大満足し、これで今日はもう公園いかなくて済むな、と思っていたが夕方になったころに言われた。「おやくそくの虫捕りは?」。ああ、そうだよね。約束は守るものだね。

 

なんだかどっと疲れた、そんな一日だった。