のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

プリンターに入り込む黒いアイツ

朝晩のひんやりで過ごしやすく思いつつちょっと寒くて風邪をひかないか気を遣う日々。だのに会社内はあたたかい。PC熱により夏は灼熱、冬はまあまあ温かく過ごすオフィス内では、冬場は恐ろしいことがおきる。

 

私の席は目線を斜め前方にすると、丁度プリンターが紙を排出するところが見られる。ある日の冬、たまたまプリンターが出てくる時に聞こえたカチカチカチという音に違和感を覚えて見ていた。んん、なんだろう。なにか、弁のようなものがパタパタしている・・・・・・。凝視する。凝視すればするほど何を見ているか頭の中ではっきり把握してしまった。アイツだ。黒いアイツ。忌み嫌われるアイツ。それが、プリンターの排出のローラーの中に入ろうとしている。

黒いアイツは私は苦手ではないが、さすがにローラーの中に入って死去してしまったのを、掃除するのは気が乗らない。けど、下っ端総務事務員。やるしかない。

 

が、その前に、目の前に座っている先輩に、「○○が今紙が出てくるタイミングでローラーに入っていってどうやら死んだっぽいです」と言ったら、無理無理無理無理! と取り乱したので、いつも精神的に強くたくましい先輩も、あ、苦手だったんですね・・・・・・と判明。一人で掃除しなければならないことが確実になる。他の社員も同様。

 

会社は10階にある。10階くらいならもうアイツらはいないもんだと思っていたため、殺虫剤一式はそもそも用意していなくて、とりあえずアスクルでいくつか買っておき、まさに今天国へと旅立ったアイツをとりあえず、葬り去ろうとゼロックスのプリンターをあけて探す。用紙の所には足、それいがいもちらほら・・・・・・。参った〜苦手ではないけどきつい〜と心の中であいた〜!なんてふざけてみるも結構辛い。

 

せっせと頑張って見えるだけ掃除した。あとは知らない。ただ、暫くプリンターからでる紙をべたべた触る気にはならなかった。

 

後日、メンテナンスにきてもらった営業のかたがプリンターを掃除していて、虫が死んでましたね。掃除しておきました。と、まだ残っていた遺体を処理してくれた。冬場にはよくあることですと言われ、毎年怯えなければならない覚悟を決め、ちょっとげんなりしていたら、「もしまたこういうことがあれば、掃除しにくるので仰ってください」。なんというありがたいお言葉!

 

いよいよ迫り来る冬。アイツらが潜り込む季節がやってくる。一応殺虫剤を机の足もとに完備して、アイツらを迎え撃つ準備をしておく。今度は目撃したくないなあ。

 

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