夫婦で夕飯を食べていて、横で長男はお絵かきをしているというなんのことはない夜。ノンタンブームにつき、ノンタンのキャラクター達を描いてみようと、スマホの画面を見ながら筆ペンで紙に描く長男。一応模写になるのだろうか。うさぎさんの耳や、ブタさんの輪郭は難しいので私が後ろからペンを支えながら一緒に描く。
目、口、鼻などを描いていく。上手だ。去年はぐちゃぐちゃっとした前衛的なイラストばっかりだったのが、いまじゃちゃんと輪郭を把握するようになってきた。それだけで凄いと思ってしまうので、過剰なまでに、褒め称えてしまう。うわ〜!すごい!目、上手! これくまさんだってすぐわかったよ〜!なんて上手なの〜! すご〜い! ナチュラルに褒め称えて夕飯が進まないくらい。旦那の目が誉めすぎだろという目をしていた。誉めすぎってよくないんだろうか。でも、あのほやほやの赤ちゃんだった長男がしっかり絵を描くようになったんだから、親ばかにもなるってもんだろう。その旦那もペンの持ち方がすごい上手だと先程は賞賛の嵐だったんだから結局は同じ。
大きな紙になんだかんだと主要キャラを描き終えて、最後にはハチさん。もう本物かな? というくらい褒めちぎってしまう。そして満足げな長男はジジ、ババにもどや顔で見せに回る。結局この一作は壁に貼ることになった。私の夕飯は進まない。
最後に日付を書こうとジジが筆ペンで書こうとしたところ、今が何年かをミスって訂正線を書いて軽く台無し感があったが、それもまあ思い出のひとつだろう。
そして、弟の次男が大きくなったらどんな絵を描くのか。それも今から楽しみ。