写真データから想うこと

ケーブルを家のなかで探していたら、USBの束を発見した。ああ、写真のデータかと思い出して内容を見てみた。スマホのphotoデータ以外の、2004年のガラケー時代と、2009年から2012年の間のデジカメの写真のデータが入っていた。うわあ、懐かしい。若い。2004年のガラケーは旦那と付き合いたての写真や、当時引き取った愛犬の写真が沢山入っていた。愛犬は5年前に急死していて既に思い出の中でのみ生きているが、久しぶりにPCの画面で見ると何とも嬉しい気持ちになった。可愛い顔で甘えん坊のあいつ。涙を誘う。

ガラケーの写真は昨今のFaceTimeなどよりも画質が粗く、何ともそれがエモい。旦那とのツーショットのほかに懐かしい友人の姿も見られた。結婚式の写真も画質が粗すぎてぼやぼやの写真だが友人の綺麗な姿がおぼろげに映っている。

2009年から2012年の頃の写真もドラクエのパーティ並に増えた実家の犬達の写真、愛犬の写真、友人の写真、旦那の写真。友人の写真は結婚式だったり飲み会だったり。はあ懐かしい。結婚式はだいたい皆派手めなのでさながら夜の控え室のよう。そして、若い。とにかく若い。20代後半から30代前半くらいだからアラサーでさらに加工なってしていないけど若くみえる。皆楽しそうに口をあけて笑っている写真ばかり。あとだいたいポーズはジョジョ立ちをしている。今と変わらないその姿。楽しいもんだ。

旦那との写真は旅行がほとんど、たまに同棲していたマンションの一室での愛犬とのショット。あの頃のあれこれが思い出されて懐かしい。懐かしい写真が出てきたよ、とLINEした写真は渋谷で飲んでいた写真。この写真のあと私は渋谷の路上でローンで買った高い靴の上に嘔吐するという大失態をするが、そんな先のことはつゆ知らずに酔っ払った写真が残っている。旦那も忘れているかなと思ったらこの失態のことは覚えていた。思えばそんなんばかりだったなあ･･････。

写真データはほとんどが自分以外の写真だった。今、子供の写真ばっかりなように、友人や旦那や愛犬など自分の好きなものばかりが残っていた。無意識にそうしているんだなあと、自分の好きなものが沢山詰まっていることに気がついた。あとから見たらこんなに楽しい。できるだけどんどん残しておこう。