のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

作文かく語りき

GWは屍。その前に有給休暇を取ってリフレッシュしたものの(1日以外を除いて全部習い事と仕事のサンドイッチ)せめてソファでウトウトする時間は欲しかった。

止まらない親の恨み節は心の中で疲・疲・糞・疲と思っておくとして、連休前は関門の宿題がただただ恐怖。

ふたを開けてみると、まず筆箱を学校に忘れていて呆れてげんなりすること山のごとし。暗号みたいな連絡帳を見ると、算数のテスト、毎日の音読、毎日の自主学習そして作文。ハードルが高いラインナップだった。

最近、宿題を見る時間が限られすぎているので、半分以上は旦那に任せている。母が丸付けをして、ここが違っているよと伝えると「違ってない」みたいな反抗をしてくるからだった。そして違うことを違うと教えたのになんで怒るのか理解ができないと余裕のない私の雷コースになるので、家族平和が保たれない。

なんやかんやでとりあえず少しずつ宿題は終わらせていっていた。この間辞書を買ったのが功を奏して、わからない言葉を自主学習ノートに書くという素晴らしい流れが発見できたのは一番の収穫。だけど母として、作文はとっとと先に終わらせておきたかった。なぜならば、連休前にママ友から「作文に1時間以上かかった」という情報が入ってきたからだった。

息子はというと、まだ計画性がないため(これは中学ぐらいまで身につかないというのを聞いてちょっと眩暈がしてる)、作文に手を付け始めたのは日曜日の午前中。タイムリミットは1時間半だった。

何について書くかは学校で決めてきたのでそれを見ると、「弟について」という軽いプロットのようなものが原稿用紙と一緒に出てきた。

 

作文については私の方が向いているということで、簡単に書きたいことと書くべきことの書き方を説明して、後ろで私は習い事の役員担当の業務をする。早々に終わった、というので除くと原稿用紙1/3しか終わっていない。

「1枚埋めるためにもうちょっと書こうか」という私の言葉を受けて息子は不満げな表情。本当は2枚分書かなきゃいけないらしいがこの感じ、1枚しか無理だともうわかっていたけどせめてもう少し、できるんだからやってほしいのが親心。

長男が弟について書きたかったことというのが、大枠は「弟はこういうことをするから、こうしてあげたい」というもの。本が好きだから読んであげたいというピースフル&カインドネスな気持ちでとってもほっこりしていた。んだけども。

もう少し書きなよ、もうこれでいいのやり取りを5回していたあたりで、近くで耳をそばだてていた旦那がのっそりと表れてバトンタッチ。イライラし始めたのを察したらしい。

軽く憤然としながら観察していると、長男は弟のここがダメだから僕がこうしてあげるという路線に。弟のダメなところシリーズがどんどん出てきて乗りのる鉛筆。結果、いい感じに1枚の作文に収まった。しかしとことん弟に対して厳しい感情を抱いているのだな、と難しいな兄弟と思った。

作文を見て弟への日頃の不満(乱暴だ、わがままだなど)を是正してやろうというマウンティングの力ってすごいなと感心しつつ、子供でも熱意がないと文字は生まれてこないんだなと感じた。

ということで、しばらくは作文の宿題はテーマを弟に設定し続けてみよう。兄としての気持ちもまた一歩前に進むかもしれないという期待を込めて。

 

ドラえもん はじめての国語辞典 第2版