今回の台風の爪痕に切なく思う日々、我が家は雨戸が外れる、雨漏りするなどの微々たる被害ですんだ。とはいえ、もともと水害がある地域。近所の氏神も水害を含む鎮守のために長年鎮座している。地域的に川に挟まれた地区で、昔は冠水も浸水も多かったので、河川の増水の覚悟はしていた。でもいざ川が増水してそういう場面になるも、いつ避難するべきかわからなくなった。家族と話、近所の人とLINEでやりとりをするも、気がついたら暴風域に入ってしまった。
避難できる時間がすぎてしまった。もうあとは祈るばかりで一晩過ごそうと旦那は暴風域が過ぎるまで起き、私は避難用のバッグを用意しつつ寝た。
次の日、テレビは惨状を伝え、胸が痛くなる。さらに友人が住んでいる県が写り、心配になる。我が家の子供たちは晴れている外に元気いっぱい。長男は公園に行きたい！ と朝から公園に旦那と散歩に行った。
私は近所の状況を見ようと、次男を抱っこして散歩。倒木、ファミレスの看板がへし折れ、凄まじさを感じる。近所の人と安堵の会話をして、避難所の確認はもっとしておくべきだったなと反省した。それに同居しているペット。これも確認しておくべきことだ。
いつもの散歩コースに大きなクモの巣があって、そこの家主はいつも不在。長男と通るたびにチェックをしていたクモの巣。台風が明けた翌日、家主のクモがいた。というかクモの巣は吹き飛ばされずにそのまま。あんなに凄まじい風なのに、クモの巣って吹き飛ばないなんてすっごい。生き残る術がクモの巣にしっかりとあるんだろう。
1日も早く復興が進んで日常が戻ることを祈るばかり。
