先日放送していた録画した、『ファインディング・ドリー』をその翌日に息子と観た。
前作のニモは観たことがなく、魚がどうのこうのの話だろ、それぐらいの敬意も欠片もない認識程度だった。そもそもディズニー&ピクサーアニメについてはほとんど観たことがなかったが、息子が生まれてからカーズを観て色々価値観ががらりと変わった。から、きっとこれもまあ面白いんだろうな、魚が大好きだからちょうどいいかもな〜、そう本当に気軽な思いで、観た。
泣いた。嗚咽がでるほどに、息子の前なのに、泣いてしまった。息子は「ないちゃだめだよ〜」そういいってティッシュで拭いてくれた。その行為に、さらに泣いた。
ドリーとベビー・ドリーの明るさと可愛さ、どんな時も前向きに、できないことは人に助けを求めていろんな可能性を持ちながら進むというその姿。そして、数年か数十年離ればなれになってどこにいるかもわからない娘・ドリーへのパパママの思いと行動もうここで号泣が止まらない。見終わった後もしばし放心、そして旦那が「あの場面、ドリーのパパママはこう思ってずっとああしてたんだね・・・・・・」とぼそっと言われて、さらに思い出して涙するという。今、思い出して考えてもツンとくる。
音楽もまたよくて・・・・・・。クライマックスに流れるルイ・アームストロングの「What a Wonderful World」。渋いあのだみ声に癒される。
息子にしてみると、感動的なシーンよりもその音楽とともにおとずれるクライマックスの所がとってもお気に入りみたいだ。あれから毎晩最低3〜10回は同じシーンを観たいとせがまれる。数日後に観ていたとき、ふと見やると、歌を口ずさんでる。ルイ・アームストロングを、口ずさむ! 衝撃だった。嬉しかった。以降、iPhoneに入っているこの曲を聴かせるととっても嬉しそうににこにこしているのも微笑ましい。
その後、ニモのDVDも購入して、すっかりわが家は海の世界。
ディズニーシーのアトラクションにも連れて行ってあげたいし、なんならサイパン(安いし海綺麗)でシュノーケリングで魚を間近に見せてあげたいなあ。息子や産まれてくる子供に見せてあげたいものが、この世にはたくさんある。いつか頑張って連れて行ってあげよう。