のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

鬼が来たりし夏の夕

梅雨もどっかへいってしまった今日この頃、梅雨の時期は外に出られないから子供の体力有り余って大変だと思っていたら、今度は日が延びて、7時過ぎても家に入ってくれなくて、親の体力が毎日すり減っている。

息子は、保育園からかえるとストライダーか三輪車で家の外の行き止まりのところでガーガーするのが日課。その際には、斜め前の息子の幼なじみになるであろう、同年同月産まれの友達を誘うようになっている。帰る頃に幼なじみ君が先に遊んでいる事もある。たまに、近所の小学生の男の子も一緒に遊んでくれる(優しい)。

春までは18時過ぎたら、ご飯食べようといって帰っていたが、最近は元気いっぱい、寝る時間もだんだん延びてきて体力もある。我々おかあさん組はもう、夜とはいえ湿気混じりの暑さで参っている。というか、この後ご飯を食べさせてお風呂に入れて寝かせて片付けをするためにも時間がおしい。おしいのだ。無理矢理にでも帰ろうとすると、泣いてその後寝るまでの全てのことが大変になるのは既に経験済み。その場には、それはもうしないというおかあさん組の暗黙の了解がある。考えている間も石ころ集めは永遠と続く。

ふと、暗くなった頃、「鬼くるかもよ」って言ってみた。息子と幼なじみ君は神妙な顔になった。これだ! 

「ほら、月も出て来た。いつも夜寝ないと鬼くるじゃん。やばいよやばいよ」

息子はすぐにこわい〜と抱きついてきた。友達は急いで、わたわたしながら遊び道具をかたづけている。我々母組は、顔を見合わせて頷いた。

だけど、一つミスをした。暗くならないと「鬼はこない」。なので、7時過ぎてうっすら暗くならないと、思ったようにいかない。時計を見せてこの時間は鬼が来る、という設定にすればよかった。

なんだかんだ言うけれど、日中は一緒に過ごせない息子と遊ぶ平日のこの時間は楽しい。できなかったストライダーも少しずつできて、一緒に遊ぶことができなかった幼なじみ君とも、何やら話して一緒に遊ぶようにもなったし、そういうのを見ることができるのは本当に嬉しいし微笑ましい。願わくば、秋までこの暑さに母の体力が伴うことを・・・・・・。

そして鬼の活躍は今しばらく続くことだろう。ありがたや。