のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

美のプロデューサーの長男

小さな頃から化粧をしていると、化粧品をいじったり、自分や私に試して見たりするのが好きだった長男。最近は自分にするよりも(女の子がするものだとやっとわかったらしい)、私に施すのを手伝ってくれる。ファンデーションをパフで塗ったり、アイシャドウを塗ろうとしたり、眉毛を描いてくれようとしたり・・・・・・。ちゃんとできる確率は1%なので、リスクが低い眉毛あたりを任せるが、この間は、眉毛マスカラを見事に指につけ、それを上着に拭いてラメの明るい色で汚していた。洗える素材でよかったと心から思った。

 

髪の毛はブラシを持ってきて整えて(いるつもり)くれる。とかして、ゴムで縛ろうとする。もしくは、整えつつ、髪を引っ張ってスタイリングしようとしてくれる。されるがままでいたら、ブラッシングが思いの外気持ちよくてうとうとしながらやってもらっていた。完成したカタチはアバンギャルドな髪型。昔のトレイシー・ガンズのような感じになっていた。

 

洋服へのチェックもかかさない。スカートを履けば、可愛いねお姫様みたいだねとお褒めの言葉をいただける。女の子は可愛い服をきたほうがいいというのが彼の信条のようだ。「おほしさま、ハート、リボンがすきだよねおんなのこは」と言っていた。「おかあさんもプリキュア好き?」とも。彼の中の女の子は保育園のお友達達の好きなものなんだろう。そして、おかあさんもそうして欲しいという感じなんだろうか。おかあさんは見事に真逆のスタイルだが、失望させてはいけないと思うも、歯切れの悪い回答ばかりでてしまう。

 

100均におもちゃを買いに行くときに、「かわいい靴を選んであげる」と靴棚(出産してからしまいっぱなしの靴達)をどれがいいかなーと、厳選してヒールの靴を取り出してきた。以前、朝保育園行くときにおなじように出される保育園までダッシュさせられるために履けないよ、とお断りした靴だった。子供2人つれてヒールで歩くのは何かあったときに走れないから嫌だったが無碍にできない・・・・・・と思い、久しぶりに履いた。カツカツと音を鳴らしながら、ベビーカーを押し、片方で手をつなぎながら100均まで歩いて行く。

 

3歳児自体がこういうものなのか、長男の特性なのか果たして? 

とはいえ、ピンクのふりふりの洋服を着てと言われるのはどうしても避けたい。そういった店には行かないようにしようと一人心に誓う。