のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

驚きと衝撃の証明写真

転職活動に際して職務経歴書の更新もさることながら必要な証明写真。箱形ボックスで撮るとなんとなく顔のゆがみが気になるので9年前の転職活動に際してはいつも、写真館で撮影してもらっていた。DVDにデータも焼いてくれるし、ぶっきらぼうに撮ってくれるが、なんとなく撮り直しも許してくれるし、で確か当時2,000円でおつりが来るくらいの値段だったと記憶している。そして、証明写真はなんとなく、がっつり自分の顔と向き合うのであまり好んでやりたいことでもないんだよなあ、と思っていた。

 

今回もどこかの写真館で撮るかな・・・と調べたら、なにやら何とかパックとか色々揃っていてびっくりした。就活生用は沢山枚数がついて、メイクや髪型も指南、撮り直しOK、データも渡す、などなど入って混み混みで9,800円などなど。そうか、これで商売になるよなと納得。髪の毛の色も変えます、というのもあった。そこまで? 私が大学生だったときは確か学校にカメラマンがきて、バシャバシャと撮ってもらった様に思えるが、プロに髪型メイクを見てもらえればそれにこしたことはないよなあと。

どうせならと美容院で明るい色の落ち着かせ、ついでに写真とるから軽くセットしてくれと頼んで鏡に映ったリニューアルの自分に少々満足して、近くの写真スタジオへ。良心的な料金と、本物志向のカメラマンの撮影スタイルに驚愕。以前の写真館はこれほど話しかけながら撮る風では無かったので、これはとてもいい! と思った。

最近は、“盛り”要素もあるようで、違和感が無い程度に肌を美肌に、クマがなくなるように、などとプラスαの値段でやってくれるそうで、カメラマンのお兄さんは好きでは無いとぼやきつつ進めてくれた。が、私もいまだになれない加工技術にこのままでいいですと断って仕上がりを見る。

 

パソコン画面に広がる自分の証明が母親のそれとまるでそっくりだった。一瞬言葉を失う。さっき美容院でみたときにはいいじゃんっと思っていたのに、今画面にうつっているのは母と似た顔。そして順当に加齢している自分の顔だ。そりゃあそうだ、親子だし遺伝子だ。どの写真がいいですか? と聞かれるももごもごしてしまう私、母親に似ていて、ちょっと面食らってしまいましたと言ったら、お兄さんも苦笑い。

 

結局どの写真も大差ないので、適当にピックアップしてもらった。帰ってからまじまじと見る。セットしてもらった髪型がなんかもっさりしているようにどんどん見えてくる。急激に気に入らなくなってくる。何が悪いわけでも無いのはわかるが、もやもやする。

 

2週間後。もう一度スタジオの予約をした。今度は髪型をくくってチャレンジして、それで納得がいかなかったら諦める。いつになっても証明写真の類いは、どうにもこうにも慣れてはくれないんだなあと思った。