のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

母、酒解禁の夜

仕事で会食につき、某日、産後初の夜出とお酒解禁。飲まずに参加して帰ろうかと思いつつ、その日は汗ばむ夜に負けて、生ビールを頼んだ。妊娠がわかったのが2018年の1月で、たしか最後の飲みはそのまえの年の11月のカラオケでシャンパンタワーをしてもらった、マイバースデイ。およそ2年ぶりの生ビール。

ビールサーバーの洗浄は欠かさずやっていそうな港区の某店。期待が高まる。取引先の人と、お久しぶりですね〜と話しながら、頭の中は久々の白い泡にドキドキしている。

いざ、飲み物ざ卓に供されて乾杯! 高鳴る鼓動。冷たいキンキンに冷えたビールを口に運ぶ。 う、う、美味い! ひとり、脳内ではミスター味っこよろしくな感動を味わう私。我慢できず、うんま〜い! と感嘆の声が漏れてしまった。もはやしょうがないでしょう。

ビールってこんなに美味しかったか? いや、美味しかったんだ、たしかに。忘れていたんだもうその味を。酒の臭いで気持ち悪くなるつわりの日々は、こんなに気持ち悪くなるんだから二度ともう飲むことはないだろうと思っていた。酔って旦那が帰って来るときは、臭いで吐いた事もあった。それももう遠い昔。味を改めて覚えてしまったら最後、つぎは定番のウーロンハイを飲むか・・・・・・いや、久しぶりに飲んでいるから酔いも早くまわるはず。うっかり気持ち悪くなったりしたら大変だ。と悶々としながら、最初の一杯をちびちび飲む。それに、滞在は1.5時間と決めていた。ちょっとずつを丹念に味わいながら、途中退席。

夜、飲み屋街を歩くのも久しぶりのこと。これから飲みに行くサラリーの人たち、客引きとキラキラした女の子、黒いバンから降りてくる訪日観光客、ちょっと涼しくなった夜の風、すべてが、あーなんかいい。エモいとはこのことか。

たった一杯のビールを久しぶりに飲んで無駄に手応えを感じた。まだ飲める。弱くなったかもと心配していたが、そんなことはない。これはいけちゃうやつだ。驚くべくはビールは一杯目、次はウーロンハイが主流だったが、ビールが美味すぎてずっとビールでもいいかもと思ったこと。産後の味覚の変化がここにも現れてていたとは。旦那にどうだった? と聞かれて、ビールが異常に美味かったと答えた。旦那は至極真面目な顔になって、「ビールはね、美味いんだよ」と冷静に断固たる想いを滲ませながら言ってきた。なんだそれ。

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解禁翌日の晩酌にて

こうなったら次は友達と飲みたい。友人たちは揃いも揃って酒が飲める。もう少し育児が落ち着いたらコスパ最強のジョナサン飲みか家飲みをしたい。気兼ねなくゲラゲラ笑って飲みたい。


あまりの美味さに感動して帰宅したものの、夜の2回の調乳タイムには実に疲労困憊で瀕死になったので、飲むのは週末だけにしようと誓う。とりあえずは、素敵なマイグラスを買おう。

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