のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

“絶滅”への説明をするのに役立った本

最近の長男のお気に入りのは恐竜や動物。お気に入りとなれば、すぐに図鑑を買う。字は読めなくとも、親も面白く読めるし親子で楽しい。子供が大好きな恐竜。本だけでなく、Tシャツやおもちゃ、折り紙だってある。でも恐竜はもうこの世にはいない。化石があるのみ。“滅亡したんだ”これをもうすぐ4歳になるとはいえ、長男に説明するのが難しい。もちろん進化についても難しいし、はては地球や惑星、宇宙も、難しい。子供が分かるように説明するって本当に難しい。

 

いつか自分で分かるときがくるんだし、ごまかすような言い方をするよりは、滅亡して死んじゃったんだよね。と言うようにしているが、そうしたら、死んじゃうってどういうこと? ときたもんだ。心臓が止まっちゃうんだよね。って情緒もへったくれもない返答しかできない今日この頃。久しぶりにひとりで行けた本屋で、「わけあって滅亡しました。」という本を見つけた。

わけあって絶滅しました。――世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

絵本以外のコーナーに行くのが難しい昨今。ベストセラーだという。文章もレイアウトも読みやすいキャッチーさ、むしろちょっと軽い。知ってるようで知らないことがあるし、恐竜もいくつか出て来ている。長男に説明するのにうってつけだ! と思って買った。大きくなったら子供が自分で読めばよいのだし。

 

面白くて、この動物はこうやって滅亡したんだって〜ってまず旦那にほぼ説明をする私。面白い本や読んだ本の内容や感想などの聞き係になるのはいつも旦那。この間はフランス炭鉱山での労働者階級の血と汗と臓物の飛び交う決死のストライキの小説の話を晩酌時に聞かせて馬耳東風されたばかり。そんな旦那もへ〜面白いね〜と言っていた。この本をバックにいれていたら、目ざとい長男。表紙を見て、「きょうりゅうがいる!なにこれ!」と鼻息あらく食らいつく。一緒に読むようになった。アニアシリーズにいないものばかりで、象やゴリラやトカゲに似たようなものだったりがいるので、それらと違うという説明がまた難しいが、面白いようで質問攻めが加速した。ただ、私が時間が内なかで朝ご飯をかきこんでいる時に説明を求められるのはちょっと大変だからやめてほしいけど。あとは、人間の乱獲によっていなくなった動物たちがいる、ということも淡々と伝えられるのもアリかと思っている。自然主義的にちゃんと伝えたいもの。

 

続編もあるようなので、買ってみよう。そして、本屋に足を運ぶのはやっぱりいいなあ。いい出合いがある。とっても楽しい出合いが。