のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

痔との闘いの日々

すべての肛門科のソファに丸穴のクッションが完備してあればいいのに、と思う今日この頃。痔主歴が長く、でも病院に行くのをためらって数年経ち、第一子妊娠、出産。その時、産後直後に異常なまで腫れ(切除した際に痔も裂傷)で起き上がることも寝ることもままならなかったあの教訓を経て、第二子はとにかく痔に気をつけねばと産婦人科と肛門科を通っていたけど、やっぱり悪化してしまった。

夏の暑い日。どうもおかしい、歩くたびに痛む。非常に痛い。息子を抱っこするのもとてもしんどい。産婦人科で貰った軟膏を塗るのも、痛すぎてできない。後ろを自分で見ることができないし、さすがに家族に見てとは言えない、とりあえず触ってみたら・・・・・・とんでもないことになっていた。自分の手の小指サイズ5㎝くらいの、何かが存在していた。これはおかしい。エマージェンシー! 心の中で叫んだ。

折しも、仕事は激務月。でも、もはや座っていられない、立ち上がるのも辛い、痛みで朦朧として仕事の効率も遅い。極めつけて、夜痛みで寝られない。何とか同僚に頼み込み、早退しマイクッションを持参して、肛門科に行った。

妊娠中の痔は軟膏を塗るしか治療ができない、そう言われていたけど、何かアドバイスでもいいからと、藁にも縋る思いで先生に泣きついた。

血栓性 外痔核」ということだった。血栓がたくさんついていて、血流が悪くなって、腫れていると。こうなってしまったら、局所麻酔をして血栓をとる治療がいい、そう言われた。ひたすら毎日軟膏を塗って小さくなって治療させるのもできるが、血栓は残っているから再発の可能性はそちらのが高い。

妊娠中でも局所麻酔は問題ないと、大学病院にも確認を取っているからどうしますか? そう仰った。正直、触診でも尋常じゃない痛みで叫んでしまったほど。ここに、局所麻酔? 痛みで失神するんじゃ? 悩んだが、産後の裂傷麻酔無しで乗り越え、その後の痛みも何とか乗り越えたんだから、やろう、そう思って予約をした。

 

手術は15分ほどで終わった。局所麻酔、痛かった。結果、血栓の数は10個もあった。麻酔をしているから、摘出時は大したことがなかった。終わった後、持参したマイクッションに座りながら15分ほど出血の状況を確認してもらった。今晩はお風呂を止め、安静にしておくこと、痛み止めは出せないけど一晩乗り越えれば、少し楽になると言われてホッとした。手術費は3割負担で4,100円、思ったより安かった。

 局所麻酔をしてから40分後、病院からでようとしたときから、麻酔が切れ始めた。尋常じゃない痛みに歩けなくなった。旦那氏が帰る頃に来てくれていたが、手を持って貰い、牛歩以下の歩みで何とかバスに乗って帰ったが、痛い。座れない。気が狂いそうなほどの痛みとともに帰宅、息子にはおかあさん具合が悪いから・・・と話してベッドに横になる。

息子は知らなかった。おかあさんの具合が悪いのは肛門だというのは。痛みに耐えしのんでいるベッドに猛ダイブしてくる息子、慌てて止める旦那氏、間に合わない衝撃。家に響き渡る私の悲鳴・・・・・・。

静かに泣きながら早く痛みが引くことを祈って夜を過ごしていたら、気がついたら寝て翌朝、嘘のように痛みがなくなっていた。どことなく、腫れも引いている。復活だ。

 

血栓性のこの痔の原因のひとつは、むくみということだった。むくみと言えば、その前の週に増量増塩していた私、これがよくなかったんだと、猛烈に改めて反省した。そしてもう、同じ事をしてはいけないと、強く思った。おしりを温め、ウォッシュレットはそれほど使わない、下半身のマッサージをする、トイレに座って籠もらない。先生に言われたことを胸に刻む。

肛門科に恥じらって今まで行かなかったことを激しく後悔したこの夏。なんとかコンディションを整えて出産にのぞむようにするぞ・・・・・・。

【SIMPS JAPAN】高反発 円座クッション クッション 円型 腰痛 猫背 痔 お尻 疲れにくい 負担軽減 ドーナツ型 人間工学 ウレタン素材