のらりくらり日常日記

雑記。ただただ何の役にもたたないことを書くだけ。

無になった数ヶ月

年明けから数ヶ月、精神的に「無」になった。起きているとき、そして寝ているときも気持ち悪さと戦い、“これをすれば楽になる”はずのものがコロコロ変化し、日々こなしていくので精一杯の日々。つわりだ。こんなにも辛かっただろうか。

前回のつわりは、寝ているときは大丈夫だった。が、今回はそうもいかなく、毎日夜中に気持ち悪さで目が覚めた。この世の全てを呪いたくなるような日が続き、仕事中にえずきながら死んだ目をして生活。頼りたい旦那氏は、多忙により年明けから月に休みが1日あればいいほうで、帰りも夜中、朝も日の出前という状況なので休みの日は寝かせてもらう作戦もできなかった。ゾンビのような私と、元気な息子。息子にしてみたら、母の体調なんてものは関係がない。ジジババと遊ぶということではダメ、少しでも気分転換にと公園にいって、枯れ葉の上にすわり、枯れ葉をお魚に見立てて遊び、お空を見上げて飛行機を見つけるというなんだそれ? な休日を何度か経て、ようやく落ち着いてきた。

朝おきてまず吐かなくて良い朝、暖かい日差し、きれいな花々。こんなにも世界は輝いていただろうか。もう何もかもうまくいかないよね? もうこれダメだよね? 妊娠したといったら仕事くびになるんじゃね? といった、負の精神が続く豆腐メンタルもなくなってきた。これからは、冷静に先々のことを考えていかなければ。

息子には、そろそろ大丈夫かと思った頃合いに、下の子が産まれてくるよと大人が口々に言うようにした。そのような絵本も買ってみた。すると、今までそれほど母にべったりではなかったのに、最近は「おかあさん、おかあさん」と抱っこをせがんだり夜中にむくりと起きて私の姿を探す、ということが増えてきた。もしやとおもうが、これは赤ちゃん返りの予兆・・・・・・。思ったより可愛らしい。

趣味が受け付けなくなってしまった。息子の時もそうだった。漫画も小説もゲームも映画も海外ドラマもラグビーも観ようという意欲が薄れてしまった(来年は待ちに待った日本でのラグビーワールドカップ開催なのに!!いや、ラグビーは観たい。観たいがチケットが高すぎる。諦めざるを得ない)。とはいえ、意欲ないから観ないからといってストレスが溜まるわけでもない。不思議なもんだ。

息子のイヤイヤ期もなんとなくコツを掴んできたので、なんとか怒り爆発しないで日々を過ごし、無事に出産できるようにしてきたい。いろいろやるしかないのだ。がんばろう。

おへそのあな

映画館で繰り広げられたドリフ

有給使って友人と「キングスマン GC」を観てきた。平日の昼間、ガラガラの映画館。ガラガラとはいえ、みんながベスポジと思うのはだいたいあの真ん中あたり、私達の座った列の埋まり具合は6割。そして我々の真隣に座れたのは年配のおばさま二人。開始ギリギリにガヤガヤしながら入ってきた。もう薄暗い館内、そろそろ会話をするのは憚れる頃、変わらずにおしゃべりの声がする。嫌な予感がする。
そうして待望の本編。タロン君の前作より少したくましくなった姿にニヤリとして、挿入歌の音楽が流れた。「まあ〜音大きい〜!」そういう声が爆音にかき消されずに聞こえてきた。映画館は1年ぶり。そうか、そうきたか。そういう回か、今日は。
そのあとも、アクションシーンには全て聞こえる「まあ〜!きゃあ〜!」という声。お家かな。ドリフのガヤそのものだった。わたしはまだ、そのおばさまの真隣ではなく、友人が真隣だったので声が聞こえるなあ。くらいの感覚だった。
映画が終わり、エンドロール。おばさま達は明るくなる前に出て行った。
そのあとの私達二人の会話は推して知るべし。友人に聞くと、「席座った途端、持参の饅頭食いだしたんだよ。何かある予感したら案の定だったわ」と。さらに聞くと、声を出すときは毎回手を口に当てたり目を覆ったりだったらしい。一度気になるともは目についてしまう性。
映画はとにかく楽しく鑑賞できたから良いけど、内容を思い出すたび、パンフレット見るたびに、あのみのもんたのワイドショーの観客的リアクションが思い出されてしまう。良くも悪くも忘れられない「キングスマン GC」。これもまた映画館の醍醐味かなと心で折り合いをつけた。

今年の行く末を感じる元日

どたばたと大きな足音と砂埃を立てながら2017年は過ぎ去って、2018年元日。近所の公園に寒いから車で行こうと走り出してから、いつもいく千葉の神社に初詣行きたいんだよね〜。という私のつぶやきを聞いて、今から行くかというノリに。道路は全く混んでいない、時間は朝9時半。ちょっとしたドライブとともに、千葉の一の宮へ。

公園に行くつもりだったから、おむつセットと財布しか持っていない。私に至っては顔に何にも施していないどすっぴん。渋滞のない快適なドライブ、天気もよく、気温も高い。息子もご機嫌。向かうはお気に入りの一宮の玉前神社へ。息子もちゃんと並んで1時間待ち参拝でき、成長を感じられて嬉しかった。三峯神社という戌に縁のある神社の分社にもご挨拶、ちょうど戌年じゃないかと気がついたのは海についてから。おみくじを引いたら大吉。調子が良すぎて怖い。

海沿いのガストに行ってランチを済ませてから、海へ。久しぶりの暖かさと、風が少ない外に座っているのが本当に気持ちよかった。最高の小春日和だ。海の音と、日の光とでじんわり身体があたたまる。車に積んである椅子を出して、ぼんやりと息子と旦那が走っているのを見る。サーファー達が元日サーフィンをしている。犬と散歩にきている他の家族達を眺める。平和そのものだった。

帰ろうかと道を走っていると、パタゴニアの店がやっていた。初売りだ。一宮にあるパタゴニアの店は、芝生になっている広場がありかけっこが楽しめるのでお気に入りの場所、軽い気持ちで立ち寄る。そこで見る、「アウトレット製品は値札からさらに30%オフ!」の文字。私の大好きなさらに割引! という言葉。子供用の雪山製品も2万でおつりが来るぐらい安くなっている。レディースのダウンベストが12,000円(元値2万ちょい)。まじで? パタゴニアのダウンベストが? 12,000円? 気がつくと買っていた。これでこの極寒の冬も乗り切れると言い聞かせながら(デジャブ)。

一年の始まりの思いつきがとっても幸先のよいものであったので2018年はきっと良い年なんじゃないかと嬉しく思ったが、結局いつものように衝動買いをしているあたりいつものような年になるんだろうなと思った元日だった。

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